メニュー

喘息(ぜんそく)

一般的なぜんそく:気管支喘息は、気管支(または気道)の粘膜が何らかの物質によってアレルギー性の炎症をおこす病気です。典型的な症状としては、気管支が狭くなる事による呼吸困難の発作や喘鳴(ゼーゼーやヒューヒューと音を立て息苦しくなる状態)や咳などを自覚することが多いようです。一方、何の前触れも無く、咳が出始めて症状が悪化し、夜咳がひどくて眠れないなどと言って来院される方見受けられます。こうしたタイプはあまり呼吸困難を認めず、また聴診上も明らかた喘鳴が聴取されません。このタイプの咳も、いわゆる咳喘息として通常の喘息と同様の治療が必要な場合があります

ぜんそくの原因は様々ですが、多くは気管支にアレルギー反応が起きて発症します。その他にも、運動や薬剤、風邪などが原因となって発症することがあります。また季節性があり、毎年同じ季節に症状が悪化することも喘息の特徴といえるでしょう。

治療について

気管支に起きたアレルギー性の炎症は吸入ステロイド薬をつかってコントロールしていくことが一般的です。ステロイド(副腎皮質ホルモン)と聞くと、恐怖を感じられる方もいるかと思います。確かにステロイドの内服や点滴を長期に実施していると、糖尿病や骨粗鬆症などの副作用が出ることがあります。しかし吸入ステロイド剤はそのような全身的な副作用をなくし、効果を最大限に発揮させる画期的な治療薬で、この薬の登場により、それまでの喘息発作による入院や、死亡される患者さんが著しく減少しました。現在はステロイドに加えて気管支拡張剤を混合した吸入製剤が開発され、こうした薬剤が第一選択薬として用いられます。

また症状によっては、更に抗アレルギー剤や去痰剤、漢方薬等を併用することもあります。

ぜんそくは、お子様の代表的な呼吸器疾患としても知られていますが、成人になって発症することもあります。ぜんそくかなと思ったら、ぜひ当院にご相談ください。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME