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癌治療学会へ出席しました。

[2018.10.21]

10月18日から20日まで横浜みなとみらいのパシフィコ横浜で開催された第56回日本癌治療学会総会へ出席しました。

この学会は毎年9月に開催される日本癌学会と共に、日本の癌研究の最高峰の成果が発表され活発な議論が行われる場所です。癌学会が基礎的な研究成果が中心になる一方、癌治療学会は、治療関連の演題が主になっています。両学会ともここ数年は、癌と生体の免疫機構の関わりや、癌免疫療法の演題が多くなり、免疫療法関連の会場では立ち見も出るほどの盛況ぶりが続いています。

 癌免疫療法と云えば、つい先ごろのノーベル生理学医学賞で話題になった免疫チェックポイント阻害剤が有名ですが、熱狂を持って迎えられた3〜4年前と異なり、今年の学会では、効果の限界や、副作用対策、併用による効果増強の試み等に関する演題が多くなっていました。何れにしても免疫チェック阻害剤の臨床への導入は、癌治療にブレークスルーをもたらした事は間違いなく、これを機会に更に有効な治療法の確立を期待したいものです。

(写真上:会場受付、早朝のため閑散としていますが、日中は大変混雑していました。)

(写真下:免疫チェックポイント阻害剤に関する発表会場。残念ながら会場内は、撮影、録画禁止のため会場入り口のポスターを撮影。)

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